デザイナーコースでは、セルフブランディグのレッスンからスタートしました。人生環境や周りに流されて過ぎ行くのではなく、自ら創造的にデザインしていく為の機会でもあります。ギリシャの哲学から進化してきたイデア(発想する)と言う事を身近に置き換えて、過去から現在、未来を創っている発想や考え方をじっくり見つめてみました。自分なりの発見を生かして、今までの延長ではない、理想とする未来へと変わっていく機会にしていただけましたら幸いです。
ス ペシャリストコースでは、新たな受講生の方も加わり、新鮮な空気も感じられました。それぞれの進度に応じて課題を進めていきました。刺繍は、地味で単調な 作業にも見えますが、同じ図案を使っても、本当に人それぞれの味わいが出て、手仕事の味わいや豊かさが感じられ、感動があります。また、ひとつひとつクリ アするごとに、イメージする力や、技術がしっかりと自分のなかで確立していきますので、毎日少しでも触れて頂けたらと思います。
オー トクチュールスペシャルコースでは、新たなデザイン決定と打ち合わせをしました。その後、今まで制作してきたドレスの評価会をしました。今回、最も皆さん の投票数が集まった作品は、Aのグループでした。このチームは、スタートダッシュから勢いがあり、どんどん進めていましたが、刺繍のやり直しや図案変更な ど、様々な壁がありながらも美しいものを仕上げようと連絡を取り合い、進めてこられました。
スパンコールとビーズの刺繡
バックは少し長いトレーンに
 
仕立てが好評だったのはBグループでした。同じデザインや素材のものを作っても仕立て方で、まるっきり変わります。刺繍部分は、完成に至りませんでしたが、それぞれの素材が活きる丁寧な仕立てがされてました。
ワッシャー(シワ加工)の入った素材の質感を生かしたドレス
ランダムなタックの入ったデザイン
刺繡は襟元から胸元にもう少し入ります

刺繡の評価が一番高かったのはCグループでした。仕立ての完成がもう少しでしたがビーズの図案の配置、刺繡のもたらす存在感、刺繡が生きた美しい作品になりました。
竹ビーズが敷き詰められたスタイリッシュなドレス
ヒップの辺りの段差は、ボディのパットのせいです。人が着ると滑らかなラインになります。
上半身の刺繡部分を外してシンプルなドレスとしても着用出来ます。
どれも皆さんの手と感性や心が生き生きと感じられる仕上がりになりました。未経験で入られた皆さんも、わずか数ヶ月で今ではすっかり刺繡や仕立てをこなしておられ、その現実にただ感激し、そして不思議な感じさえします。
本当に皆さんのイメージされた生きた美しさに心打たれます。間に合わなかったチームも、是非完成させて、今までの想いを気持ち良く納めて、次回を目指して頂けたらと思います。
本当にお疲れ様でした。 
 
今週も皆さんのクリエーションの時が輝きます様に。 
 




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