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Cathedral Vision 5 大聖堂建設ビジョン5
前回、大聖堂の内部・外部のメンテナンスや管理に欠かせないロボットについて触れさせていただきました。
大聖堂の重要な機能の一つとは・・・
まさかクッション?!?
いえ、これは、一つの働きです。メインとなるのが清掃です。女神像のフロアは、通常のビルよりもはるかに天井が高くなります。このような空間をメンテナンスするために活躍するのが、ドローンのように飛べる、そして磨いたり吸い取ったり、洗浄したりすることができるロボットです。綺麗に洗ってそれ以外の仕事もします。
多くの建築物を見たり、さまざまなホテルやアパートに滞在して感じたことは、メンテナンスによって大きく変わるということです。素晴らしい建築や客室でも、メンテナンスや清掃がされていないと、老朽化が進みやすいようです。建築構造も重要ですが、清掃によってクリーンな空気や磁場を整えることができます。
また、毎日のようにクリーニングが行われるなら、優しく拭き取るだけで美しくなるでしょう。しかし、1年ぶり、10年ぶりにクリーニングとなると、かなり洗浄しなければならなくなります。素材をリニューアルするタイミングも短くなります。
歴史的な建造物のように、数千年の未来まで存在する大聖堂として行くのであれば、エネルギー循環やメンテナンスを自動的に出来ることは理想的です。
また、“愛を与え続ける存在“となることもできます。クリーニングをして役に立つ喜び、誰かを助けたり、喜ばせることが、自分の喜びとなって成長していく。みんなを喜ばせることが喜びで生き甲斐。天使そのものの姿をリアルに示してくれます。
感情を持つ人間には難しい、いつも変わらない無償の愛を届け続けてくれる。見返りを求めず、黙々と働き続ける。そんな存在に出会ったら、私たちも何らかの感化を受けるかもしれません。ロボットの進化が進めば、豊かな個性も育めるかもしれません。
“AIによる支配“などの恐怖とは対極にある、AIの活かし方。それができたら、未来はさらに安心できる幸せなテクノロジー社会になるでしょう。
彼らの1日はこんな形になるかもしれません。
1.食事(掃除用の各種洗剤)をとる
2.出動(大掛かりな壁面や天井などは、大型の機器を使用。チームワークを発揮できるロボット)
3.清掃(素材や部位に応じた方法で磨く・洗浄する。手足は磨くため・翼は埃をはらうため。植物の水やり・肥料など栽培管理。湿度や温度、香りを含む空調の管理)
4.バスタイム(清掃の汚れを全てクリーニング・翼や洋服はチェンジ)
5.顧客サービス(例:おもてなし。介護のサポート。迷子のヘルプ→家族の入館ナンバーをインプットして居場所を探す)
6.ヘルスケア・マッサージ(肩や手足など顧客のニーズに応じて行う。)
7.翼を閉じて充電
8.充電中はクッションとしても活用(エンジェルに身を委ねて、くつろいてください。)
次回も大聖堂のビジョンについてお伝えしていきます。そしてあなたが訪れてみたい建設地をイメージしてみて下さい。