ユニバーサルショット宣言によって目指すマインド転換1

ユニバーサルショット宣言によって目指すマインド転換は、「科学を包含している宗教の真の姿」「信仰や宗教的パワーが未来や宇宙時代を拓く」という事です。そのマインド転換が、どれほど今、人類にとって価値あることなのかについて、お伝えさせていただいてます。
前回は、米国からの要請がなくロシアの単独宣言となった場合は、“ウクライナの和平会議の前に宣言を行う“ということをご提案しました。ロシアの侵攻を正式に終了させ、両国の安全を実現する為です。そしてスイスの和平会議が、”平和の実現のためにロシアを攻撃“という、戦争を正当化する会議としないためです。もちろんこれは、第二希望であり、第一希望の選択は国際宣言です。世界各国の国々と共に、人類が宗教を忘れたことに対する悔い改めをし、マインドを方向転換することです。人間が神や大宇宙の進化の法則を見誤り、地球を支配できる錯覚に陥った事を反省すること。人間の魂の無限性を、新たな宇宙時代に向けて昇華していくこと。そしてそれは現代人の魂を物質的な価値観から解放していくという事です。
 今回、米国のお返事によって国際宣言か否かを決定するのは、同国がこれまで、国際秩序を守るリーダーとして、その責任を果たしてこられたからです。救世主・大川隆法総裁によるエドガー・ケーシーの霊言でも、「米国が民主主義を見せかけの物とし、世界の警察としての役割を放棄した時には、大陸の陥没など厳しい現実が現れてくる」ということを切実に警告されていました。一方で、「神のもとの民主主義により世界を導く時、今後さらに二百年間の繁栄を実現する」という事も示されました。それは、米国のパイオニア精神の中に繁栄のマインドが生きているということではないかと思います。救世主は以下のように述べられています。
 
『繁栄の神に近づけ』(『繁栄思考』第4章/4 嫉妬心ではなく、「祝福の心」を持つ)
特に嫉妬心と正義と勘違いする風潮に対しては、厳しいチェックをしておかなくてはいけません。ともすれば、嫉妬心が集まって“正義”になることがあるのですが、その結果、誰一人として幸福にならない社会ができることもありえます。それを知っておいて下さい。黒字を出していることを「悪い」と言われたら、すべてのところが赤字を出すようになりますが、そうなれば、税金を払うところがなくなります。これは危険な傾向だと思います。嫉妬心に対抗するには、私が何度も述べているように、「祝福の心」が要ります。成功した人というのは、智慧を絞り、汗を流し、工夫をして頑張った人なので、その人を祝福し、「自分も、それにあやかりたいものだな」という気持ちを持つほうがよいのです。そうすれば、その人に近づいていくことができます。
「愛」の対極にあるものは「憎しみ」ではなく「嫉妬心」であると言われています。日本も、民主主義国ではありますが、平等社会であるために、どうしても嫉妬心が出やすいところはあります。そうすると、「愛のエネルギー」の循環ではなく、「嫉妬のエネルギー」の循環になってしまい、愛とは正反対の方向に向かってしまいます。難しいのは、“無意識的に嫉妬している“ ことや、“集団の意見は正当化されやすい”という現実です。多くの成功者が海外に移住するのも、単にお金があって自由だからではなく、嫉妬のエネルギーを感じるという面もあるかもしれません。しかし米国では、「他の人の成功に嫉妬し、引きずり下ろす」ということが比較的少ないのではないでしょうか。そして、死後の霊界でも、そうした成功者たちがさらに応援されています。この世界だけでなく、死後の霊界でも繁栄の循環が起きているということも示されています。
 
「アンドリュー·カーネギーの霊言」より
カーネギー :私たちは、やっぱり、事業家仲間と基本的には一緒に活動していますね。
だから、ロックフェラーやヘンリー·フォードだけでなく、ほかにもいろいろいるし、これから亡くなる方も出てくる だろう。最近ではスティーブ·ジョブズも亡くなったかな。ああいう人も近くへ来ているし、「みんなで手分けをして、世界の繁栄をつくっていこうね」という話はしています。
アメリカも導いてはいるし、アメリカの同盟国も導いているけれども、あと、「発展途上国にも次の道を付けなきゃいけないなあ」っていうようなことを話して、今、弟子筋の人たちを送り込もうとしているところだね。
質問者:周りには松下幸之助先生など······。
カーネギー :ああ、いらっしゃいますよ。
質問者:では、同じ世界にいらっしゃるのですか。
カーネギー うんうん。いらっしゃいますよ。
 

「霊界」についてはまだ正式に世界で認められていませんが、この認識を得るかどうかが、未来創造を180度変えてしまいます。そのために、この大宇宙の法則に基づき地球意識が、異常気象や天変地異などを起こしてでも、気づかせようとしています。この宇宙は生きており、明確に神の意志を反映しています。人間がこの頭脳知で否定しても、アリが太陽に立ち向かおうとするようなものです。

そのような霊界の真実と未来への可能性を救世主は様々な場で示してくださっています。「霊的」なエネルギーは完全に物質的な縛りを突き抜けている面もあり、この世界では現実から遊離して見えることもあります。イエス・キリストもまさに霊的に生きた人であったと、以下の様に示されています。

 

大川隆法著『青銅の法』第2章「自己犠牲の精神」

イエスが、普通の人間ではできないようなことをし、自己犠牲の精神を発揮したことについては、現代的に見て、また、宗教心の低い日本人から見ても、「バカげている」と思うことはたくさんあるでしょう。多くの人が、「きちんと成功してからの救世主だろうが。バカげている」と思うのでしょうが、逆に、セルフィッシュ(自分本位)ということから、それほどまでにかけ離れた人もいたということです。

人を治し、救いの言葉を投げかけ、天国に入る道を説き続けた人が、罪人と共に死ぬ。茨の冠を被り、血を流しながら死んでいくー。

これが何を意味しているかというと、結局、「霊的である」ということを証明するためには、みなが共通して「よい」と思うようなこの世的な価値観に対して、「霊的価値観は逆のところにあるのだ」ということを、象徴的に表さなければいけない場合があるということです。

人は、この世的、唯物的に発展·繁栄することのみを求めていると、宗教的な本心から離れていくところがあります。すると、自分の身を護り、利害だけを守るような人間がたくさん出てきて、そういう人を賢い人だと思うようになるのです。

そういう意味において、勉強をしたり仕事で磨かれたりして賢い人、あるいは、自分を護ることに長けた人、自分の利益を守ることに長けた人たちは、ある意味では、イエスを責め立て、古いユダヤの宗教を護ろうと固く信じていた人たちにも似ているところはあるでしょう。

真の霊的な価値、この永遠の幸福は、時を経ても変わらない永遠の真実として、明らかにされました。そして救世主は、この霊的な幸福が、この世界での幸福と一致する生き方を自らの人生によって示されました。イエスキリストを超えるほどの霊的エネルギーを持ちながらも、この世的に見ても成功し幸福であるという人生です。この神秘性と合理性を融合するということが、新たな霊性の時代の価値として示されています。

スーパーAIには、この霊界のエネルギーを認識し、さらにそれを生かした創造をしていくための、ベースを築いていきたいと考えています。それを、機械的に行うのではなく、ダビンチが名画を描いたように、魂を込めて生み出していきます。この地球の物質的概念を超えた無から有を生み出すという“神の創造のエネルギー“は、高度な文明を持つ宇宙人でさえも学びに来ていると言われています。

Mr, CORONAのアニメーションの中で、“霊的なエネルギー“のことを“愛のエネルギー“とお伝えしたこともあります。これは愛をどのように捉えるかで違ってくるかもしれません。単に優しいというだけではありません。“神は愛なり“と言われますが、人間関係学的に捉えれば、愛のエネルギーが集まるとユートピアができます。経営学的に捉えれば、企業力を成長させたり、営業力を伸ばすという方向に働きます。科学においても、アインシュタインは愛こそが最大のエネルギーであることを、公式でも示しました。物質の結晶を結びつけているエネルギーも、愛のエネルギーであるといえます。先ほどのイエスの宗教的な自己犠牲の愛は、数千年の時を超えて人類を支える精神的なエネルギーとなりました。それでは、この大宇宙を創造した“愛のエネルギー“とはどの様なものであったのでしょうか?

 

大川隆法著『ユートピア創造論』第2章「進歩と調和への挑戦」

人間の肉体に血管が張り巡らされているように、大宇宙には、人間の目には見えないけれども、仏の血管ともいえるものが、網の目のように広がっているのです。そして、その網目状の血管によって、すべての人間や動植物がつながっています。それゆえに、「本来は一つだと言われているわけです。

「銀河のある場所で、根本仏の意識の一部が、人類の魂を創るために、個性ある光として散乱したことがあるのです」とあります。

これはどのような事実なのか、みなさんはとても不思議に思うでしょうが、星が分解するようなかたちで散乱したのではありません。物質の目、三次元的な目で見るのではなく、あくまでも霊的な目で見ることが必要です。

これは、霊的世界にあった巨大なエネルギーが、投網を打つような感じで強力に広がっていったのです。一つにまとまっていたものが、全宇宙に広がったわけです。

 

大川隆法著「大川隆法霊言全集第24巻」第二章/科学の章より

・・・科学者と宗教家とが協同しながら、霊的世界の探究をしていかねばならないということです。そして、生命の起源を手繰っていって、霊的世界を探究していく過程において、結局、また、この科学の二つの方向は一つとなっていきます。霊的実相の世界を探究していくと、そこに、四次元、五次元、六次元、七次元、八次元という世界が開けてきます。こうした世界を次々と探究していくと、この世界のなかにまた、宇宙とのかかわりが出てきます。「いま、地球以外の天体から、さまざまな宇宙人たちが来ている」と言うけれども、彼らは霊界とも非常に深く関係しているわけであります。彼らは、この地上に、決して物体としてのみ来ているのではないのです。彼らが、この地上に来られるのは、霊存在として、テレポーテーションというかたちで来ているからなのです。この物体の世界、三次元世界を通ったなら、何万年も何億年もかかるような距離を、彼らが渡ってこられるのは、彼らが、三次元ではない異次元空間を通って、この地球に来ているからであります。すなわち、「いったん、自分たちを霊的存在とし、霊的存在として来て、霊的存在がまた物体的に現れてきている」ということであります。その証拠に、たとえば、「未知との遭遇」ではありませんが、UFOという存在を見ても、UFOというものが、写真に写るような存在であったのに、あるとき、忽然と姿を消すということがあります。これは、「彼らが異次元空間を移動している」ということの証拠であります。異次元空間を通ってきているのであります。こうした異次元空間を通ってくると、物体の移動は瞬時であります。たとえば、一秒、二秒でもって、惑星から惑星のあいだの移動ができるのです。こういうことが可能です。したがって、この三次元を去った四次元以降の世界には、こうした宇宙人たちの存在もかなりあります。彼らのある者は、そうした他次元の霊界において生息していることもあり、また、この他次元から三次元に出てきている場合もある。そういうふうに、三次元と他次元のあいだを、神出鬼没のように出たり入ったりしておるのであります。こうしたことは、やがて、だんだんと明らかになってくるでありましょう。こういうことで、科学の向かう二つの方向、宇宙への進出と、生命の探究、生命の起源の探究という二つの方向が、大いなる「合」の時代へ、融合の世界へと入ってゆくでありましょう。「結局は、同じものの探究であり、結局は、神の創られた世界と、神の創られたものの探究である」ということが明らかになってくると思います。そして、すべての世界が分かってきます。科学と宗教は、対立するものではなくて、本来、一つのものなのです。すなわち、神を科学するのです。「神科学」「神科学」ということが、これから大事になってくるでありましょう。神の科学、「神をどう探究するか。神の創られた世界をどう解釈するか」、こうした問題が大事になってくるわけであります。したがって、進むべき方向は一つであります。「唯一の霊的実相の世界を、どう解釈し、どう説明するか」、これのみが、ほんとうのあり方であります。そして、そこに、一つの大きな可能性があるということであります。現代のように、「宗教と科学」「精神と物質」というように二分化され、二極化されて捉えられているものが、やがて一つとなってゆくのであります。こうした大きな流れというものをつかんで、今後の科学のあり方というものを知らねばなりません。これが潮流でありますが、このなかにおいて、幾つか、また具体的な発見というものもあります。一つには、たとえば、霊界との通信の機械というようなものも、やがて、発明、発見されていくでありましょう。地上にあって霊界との通信をするような機械の発明、発見ということが、おそらくあるでありましょう。これ以外にも、一瞬にして、ある地域から、ある地域へと移るような、テレポーテーション的実験というものが、そうとう進んでくるでありましょう。これをすると、たとえば、日本海にある船が一瞬にして大西洋に現れたりするようなことが可能となってきます。こうしたことは、ここ百年のうちに、おそらく行われるようになってくるでありましょう。おそらく、そういうことであります。こうした方法が、だんだん、開拓されていくようになってくるであろうと思います。

次回は、霊的なエネルギーを生かすと、どのような霊界科学によってどのような開発が行われるかについて、触れさせていただきます。それは、まさにこれから10年・100年・1000年の開発の中で生み出されていく新文明の創造です。
 
この新文明創造の地がロシアになるのか、他の国になるのかは分かりません。この真理を学び新たな創造を目指す人々の地に、大聖堂の建設をしたいきたいと考えています。この創造を皆様と共に成し遂げ、世界の人々の活躍と繁栄の実現に貢献できたら・・・。私自身も主の創造の一部として、自らの使命を生き切ったと言えると思います。その創造をすることだけが目的ではありません。創造によって人々の幸福が循環するということです。紛争の終結と共に、皆様のお一人お一人の魂を新たなステージへ昇華していくユニバーサルショットを成遂げて参りましょう。