愛のパワー

五日ほど空港で夜をすごしました。空港の方々は、私の滞在を知りながら、許して下さっていたような気がします。本当に感謝しかありませんでした。
そして体調が思わしくなく再度、大使館に助けを求めました。私が紹介されたのは、ホームレスの人々の為のシェルターでした。もう行くしかないと思い、向かいました。しかし、ふと「もう一度、以前に仕事をいただいたホテルに行ってみよう。」と思いました。支えてくれていた人のメッセージがパワーになりました。
ホテルはオーナーが不在でしたが女性スタッフの方が対応してくれました。私は「仕事をさせてほしい」と言えず、宿泊料金を聞くと、彼女は「一時間25ズロチで仕事をしませんか?」と言って下さり、涙が止まらなくなりました。さらに「ずっと一緒にいよう。」と言って、彼女も泣いていました。
翌朝から私はホテルでクリーニングの仕事をしました。ホテルのスタッフもお客さんも優しいい人ばかりで、ただただ癒されました。
数日後に、「今日は仕事はありません」と言われましたが、私は嬉しく思いました。何故なら私はプロジェクトの企画書を今週中に済ませようとしていましたが、終わらなくて困っていました。ワルシャワのPCの置かれているホテルラウンジで、朝まで作業をさせていただきました。カフェオレ一杯で朝まで作業させていただけて本当にありがたく思いました。
朝、ホテルに戻るとベッド変更の希望などが多く、仕事は満載でした。もしかしたら、スタッフやお客さんちが、「仕事がないから私がホテルに泊まるのを止めた」と考え、わざわざ仕事を増やしてくれたのかな?とも思えました。その愛を思うと、徹夜明けでも気力が湧きました。私は力を抜いて、全てを主に委ねようと、黙々と仕事をしました。そして少しづつホテルの仕事に慣れていきました。
しかし、毎回仕事をさせていただく場所で、「私が仕事をさせていただくと、誰かの仕事がなくなる」という事があり、いつも気になっていました。
数日後、それらしいウクライナの女の子が来ました。私は彼女の一生懸命な仕事ぶりを見て、一緒に仕事をしたいと思いました。そして私は仕事をしたいと伝えるのを止めました。丁度、時給を20ズロチに下げることになった後だったので、今度は「報酬が下がったから私は止めた」と思われたかもしれません。しかし私が仕事をいただく事で仕事を失う人が出るのは、やるせない気持ちになります。一旦距離を取ろうと思いました。
また、彼との話し合いやパスポートか亡命申請などの課題もありました。そして私はとうとうホームレスの人々のシェルターに行こうと決めました。
女性向けの施設を訪れると、ファウンデーションの素晴らしい方々が助けて下さいました。「冬服が手元にあまりない」と伝えると、集められた多くの古着から「選んで下さい。」と言って、提供して下さいました。また、じっくり話を聞いて下さり、「あなたをこのシェルターに送ることは出来ません。危険です。」と言って対応を検討しますと言ってくださいました。
翌朝ボスの女性が日本の大使館にも電話してくれました。また涙が込み上げました。何人かの女性が集まって活動されていて、一人一人の方々の笑顔や暖かさに感動しました。
体調の変化もあり、心配すれば不安も出てこないわけではありません。しかし、私がまだ生かされるのであれば、変わることなくプロジェクトを進めていこうと思いました。
多くの方々に助けていただいてばかりの私が、少しでもお返しできることは、プロジェクトを成功させていく努力を重ねることです。ただ今は、それを目に見える形で"地球の未来を守り、人々の役に立つもの"と分かるようにする事ができません。自分勝手な妄想を抱いていると思われる事が普通かもしれません。例えば、デザインでもどれだけ頭の中で鮮明に描いても、他の人には伝わりません。絵に書いたりして全体像を描ききらないとわからないでしょう。今はまだ一本のラインを描き始めた段階です。落書きでもしてるのかな?という段階です。
それでも信じて支えてくださる方々に感謝の想いで一杯です。
大切な人にその意味がわかってもらえないことは、何よりも辛いですが、その苦しさもバネに出来れば、、、
こにも主の愛が潜んでいると見えなくもありません。そのように現実をもう一歩越え、その奥にある神の采配がどれ程美しいかを感じさせていただけること。そうしたスピリチュアルな視点を、ひとりでも多くの人々と共有できたら幸いです。また大切な人と、表面意識では分かりあえなくても、魂においては理解しあえているような気もします。
私達は、"愛が世界を変える"という事は、映画や物語の中だけの理想的なアイデアと思い込みがちです。しかし巨大な災害や戦争に直面すると、人類の叡智を駆使して創造された都市や戦闘機があっけなく崩壊し、物質的なものの儚さを思い知ります。この時に、愛や信じる力などの目に見えないものの不動のエネルギーに気がつきます。その意味では災害や戦争にも意味がないとは言えません。しかし様々なものが崩壊してからではなく、平和や繁栄の中にありながら、愛や信じる力などの目に見えないものの不動のエネルギーを生かし、新たな未来を創造していく事を目指すのが、この大聖堂の役割でもあります。宗教間の問題を乗り越える為にも、地球上のあらゆる宗教を統合するユニバーサルな大聖堂を創造していくこと。それは、新たな宇宙時代の扉をも開いていくでしょう。
スピリチュアルな考え方を理解されている人に出会うと、「本当の世界は物質世界ののなかにはなく、目に見えないものの中にある。でもそれをこの現実世界に具現化する事は難しい。」と言われる事が多いです。この価値観の転換期でもあるでしょう。コロンブスの発見した地球が丸いということにも似た価値観の転換。それは多くの人々の内心の声を真実とし、現実として世界を変える事でしょう。
直接的に、あるいは間接的に支私達は、"愛が世界を変える"という事は、映画や物語の中の理想的なアイデアと思い込みがちです。しかし巨大な災害や戦争に直面すると、人類の叡智を駆使して創造された都市や戦闘機があっけなく崩壊し、物質的なものの儚さを思い知ります。この時に、愛や信じる力などの目に見えないものの不動のエネルギーに気がつきます。その意味では災害や戦争にも意味がないとは言えません。しかし様々なものが崩壊してからではなく、平和や繁栄の中にありながら、愛や信じる力などの目に見えないものの不動のエネルギーを生かし、新たな未来を創造していく事を目指すのが、この大聖堂の役割でもあります。宗教間の問題を乗り越える為にも、地球上のあらゆる宗教を統合するユニバーサルな大聖堂を創造していくことは、新たな宇宙時代の扉を開いていくでしょう。
スピリチュアルな考え方を理解されている人に出会うと、「本当の世界は物質世界ののなかにはなく、目に見えないものの中にある。でもそれをこの現実世界に具現化する事は難しい。」と言われる事が多いです。この価値観の転換期でもあるでしょう。コロンブスの発見した「地球が丸い」ということにも似た価値観の転換。それは多くの人々の内心の声を真実とし、現実として世界を変える事でしょう。
直接的に、あるいは間接的に支えてくださる全ての方々に、重ねて感謝申し上げます。全ての方々に、重ねて感謝申し上げます。


*掲載されている内容の一部及び全部の無断転載・複製の利用は固くお断りします。
*Copyright 2024 ELvision.inc ,All Rights Reserved.