「過去·現在·未来」に届く祈り

前回は霊界科学や質のエネルギーといったものがどの様な働きをするか?
という事が表現されている映画「君の名は、」をご 紹介しました。
主人公達が、地球に何かう彗星から人々を守る為に行動するというストーリーを通じて、様々な方向からこの宇宙の真実をとらえる事が出来るのではないかと思います。
フィクションであってもその真実や愛は、私達の魂をゆさぶる様な所があります。
感じ方は人それぞれかもしれませんが...

人々を危機から守ろうとする切実な想いと行動が、過去、現在、未来に対して影響し形になる...
それは、祈りの様でもあるかもしれま せん。祈りについては、"小説「揺らぎ」について"の中に、次の様に示されています。
◆「「小説 揺らぎ」について」5「祈りの力」と「宇宙の始原と未来」を語る p.87
「これはもう祈りしかない」と言っていますけれども、これは意外に、非常に重要なことでして、この小説で書かれていることは、「祈りの力は、現在ただいまの世界にも届くし、あるいは霊界にも届くし、霊界を貫いて併行宇宙やマルチバースにまで、祈りは届く可能性がある」ということです。
そういうことを言っています。特に、集団でみんなが真剣に祈った場合は、届くことがあるのです。
《中略》
みんなが未来に対して、強い祈りを共同して持てば、未来に対する強い光になるのです。
「未来を変えることも可能だし、過去を変えることも、ある意味では可能になることがあるのだ」ということですね。
「過去をも変える力になるのだ」ということを、これは暗示的に説いています。
《中略》
祈りは、「過去·現在·未来」に届くわけです。
ですから、この前に出した「小説遥かなる異邦人』でも、「宇高美佐が未来から、幽霊ではなくて人間として過去に送り込まれてきている」という設定がありますけれども、実は、「過去」にだって影響を与えることはできるのだということです。
人は「過去」を変えることさえ、実はできるのです。
本当は、過去のいろんな事件を変えているわけではないのだけれども、「過去に生きている 人間の考え方」に対して、祈りによって影響を与えることができるため、その人のものの考 え方が変わると、行動や判断が変わってくる。そうすると、「生き筋が変わってくる」という ことなんですよね。そういうことがあります。
逆に言えば、「イエスなら、ゴルゴタの丘で十字架に架かって死んだだけなのかもしれない が、後世にキリスト教徒が二十何億人ともいわれるほど広がって、イエスを信じる人たちが それだけいて、それだけの思いが集まったら、二千年前のイエスだって復活するでしょう」 ということです。
 
折りの力は 映画の中で、主人公達の強い想いによって、未来が変化する。
さらにパラレルワールドの様な事も起きています。
霊的なパワーが 働いている。
目に見えないものの力。
こうした霊界科学の断片は、ハリウッド映画をはじめとする様々な映画でも表現されていると思います。
映画、君の名は。では、美しい光景として...
光や作画のコントラスト...
音楽、セリフなど ....
スピリチュアルな世界がリアリスティックに表現されていて、 気がついたらその世界の中で涙している自分がいる ...
という事を、様々な国の鑑賞者も体験されていた様です。
青銅の法という書籍の中では、 この目に見えないものの霊的な力。
これについて、宇宙は、 実は目に見えないもので出来ていると言われています。
◆『青銅の法』第5章「愛を広げる力」
今あなたがたに説かれている教えは、過去にあった、さまざまな宗教の焼き直しや集大成ではありません。それらをはるかに超えたものです。
なぜならば、それが「始まりの法」であり、「終わりの法」であるからです。
私はすべてを明かします。私がすべてを明かす条件は、この地上に「信ずる人」が 増えていくことです。それが前提となります。それであってこそ、すべてを明かしていくことが可能になります。
もし、あなたがたが、「生きている間に一つでも多く本当のことを知りたい」と思うのであるならば、どうか仲間を増やしてください。
信じる人を増やしてください。 また、幸福の科学の本を読み、当会の映画を観、その活動に参加してくれる方を増やしてください。
さすれば、私は、みなさんに教えなければならないことを、持っている「法」を、 もっともっと明らかにできると思います。
私の持っている「法」から見れば、イエスの教えも仏陀の教えも小さなものです。 私は、もっと大きな法を実は持っています。
ただ、この国は、「その法が説かれるにふさわしい器であるかどうか」ということを、今、問われています。
幸福の科学を立宗して三十年以上がたちました。今、“壁”が出てきています。 これを超えられるでしょうか。幸福の科学は、「戦後、最大に成功した宗教」の一つ ではありますが、この“見えない壁”は、当会を数多くの宗教の一つに分類して終 わらせようとする力であり、括弧付きの「常識」です。
《中略》
私は、あなたがたに告げたい。
この宇宙は、本当は、「目に見えるもの」ではなく、「目に見えないもの」によって 出来上がっています。
その「目に見えないもの」とは何であるかというと、それが「霊的なる存在」です。 さまざまなものが「霊的なるもの」で出来上がっています。
その「霊的なるもの」の正体、本質とは何であるかといえば、それが「愛」であることを、私はあなたがたに伝えたいのです。
宇宙は「神の愛」によって創られました。また、地球を含む、さまざまな銀河系、 惑星系のなかには、人類型や動物型、植物型など、さまざまな生き物がいますが、 万象万物すべてに「神の愛」が宿っています。
あなたがたの目に見せることはできなくても、あなたがたの心のなかには、私の言葉を感じられるところがあるはずです。
なぜ感じられるのでしょうか。
それは、あなたがたの内に「神の愛」が宿っているからです。
だから私は、「人間は神の子だ」と言っているのです。
あなたがたが神の子であることは、あなたがたが全知全能で、向かうところ敵な く、何でも成せることによるのではなく、あなたがたのなかに「愛」が存在していることによるのです。
どの人の内にも「愛」が存在しています。
《中略》
あなたがたが、たとえ有名であろうと無名であろうと、
「あなたがたが菩薩であるかどうか」ということは、
あなたがたのなしたこと、
「人を生かす心と行動」、
「人を許す心と行動」、 これにかかっているのです。
許しがたきを許しなさい。
あなたがたを迫害し、差別し、白眼視する人をも許しなさい。
それが、あなたがたに課せられた、大きな大きな力なのです。
あなたがたは、今、力を授かっています。
それは「天上のカ」です。
「神の力」です。
「地球神のカ」です。 ならば、この力によって、
邪悪なる国に生まれた者たちをも最終的に許し、
乗り越えていくだけの「包容力」を持ってください。
未来を確実に明るいものへと進めていくために、
勇気ある一歩を、毎日毎日、歩んでください。
そして、
「小さな日本という枠を超え、 東洋という枠を超え、 地球という枠を超えて、
愛がすべてを一つにする」
ということを信じてください。
昨年私はある空港で、戦上の兵士のご主人を亡くされた二人の女性が、声を上げて泣いている姿を目のあたりにしました。
空港にいる時にその知らせを受け、泣き崩れる姿 …。
どこに目を向ければ良いのか、どんな声をかければ良いのか、本当に分かりませんでした。
本当に胸が張りさける様な長い夜を思い出すと、今でも胸がしめつけられます。
今も、ウクライナやロシア、中東に兵士として出かけられている人は多く…
その家族にとっては、日々が緊張感に包まれている事でしょう。
しかし、終結は近づいています。
この映画の主人公達の想いが未来を変えた様に、現実として私達も毎瞬 それぞれの未来を、そして人類の未来を選択しています。
一日も早く終結していく事を心から願い、祈っています。
そして世界中の様々な宗教、あるいは宗教以外の場で祈って下さっている多くの皆様にも、心より感謝申し上げます。
皆様の切なる祈りが、現実をねじまげていく。
社会や国をも越えて奇跡を起こしていく、その信仰の本当の力を信じ、共に進みたいと思います。
 
Photo: by Pixabay
このページの写真は一部のオリジナルを除き、Pixabayのイメージを使用しています。

*掲載されている内容の一部及び全部の無断転載・複製の利用は固くお断りします。
*Copyright 2025 ELvision.inc ,All Rights Reserved.